グッドバイライラックと言うBL漫画が良かったです

グッドバイライラックと言うBL漫画が楽しかったです。

私は基本BLが好きでも嫌いでもない方です。

なので、あえて周囲の人に奇異の目を向けられるような本の購入はしようと思いません。

ですが、この作者さんが書くBLは絵もストーリーもとても好きなので期待をしていました。

漫画のタイトルを最初に見た時に思った事は「悲愛系の漫画?」という事でした。私は人外と人間だったら悲愛エンドも受け入れられます。

ですが人間と人間だったならハッピーエンドで終わって欲しいなと思っている方なので、そうだとしたらあまり楽しめないかもなと思って読んで見ました。

主人公の笠井先生は高校の教師でノンケです。

加藤は笠井先生が好きで卒業する前に告白をするのですけど断られてしまいます。

それは加藤が男だからという事もあると思うけど、生徒だという事もあると思いました。

そして卒業式の時に加藤は今まで注意をしても止めなかったメンソールのタバコを笠井先生に渡して卒業していきます。

それは加藤なりに学校も卒業するけど、笠井先生を好きな事も卒業するという意味もあるんだと思っています。

そうして成長した加藤は高校の教師になって笠井先生の高校に赴任してきました。

そこで自分が渡したはずのタバコを笠井先生が吸っている事に動揺します。

そして加藤はまだ先生の事が好きだと言います。この時に1度振られてそれからも何年も思い続けている加藤のメンタル凄いなと思いました。私には真似できません。

そしてラストに加藤が教職を離れてしまった時に笠井先生が見つけ出してたのですけど。加藤が先生の事を好きか尋ねるシーンがありました。

笠井先生は異性愛者だから同性の事は好きになれないけど、加藤の事は見捨ててはおけない。今は「情愛」でもいつからか「愛」に変わっているかもしれないとの事で口から出た言葉が加藤の「好き?」の返事の「愛しいよ」なのだと思いました。

本当にここのセリフを読んで涙が出そうになりました。

それでライラックの意味を調べてみたら、花言葉が「初恋」だったので悲愛じゃ全然なかったんだなと思ってやっぱりこの作者さんは良いストーリーを書くなと思いました。

風夏を読んで衝撃を受けたこと

風夏という漫画は瀬尾公治さんによって連載されていた涼風という作品から繋がるものとなっており、涼風の作品の中で結婚して生まれたのが風夏なのです。

両方の作品がタイトル=ヒロインの名前となっていますので、風夏とは涼夏にとって娘ということになります。

初めて風夏を読んだとき、どのような展開になっていくのか予想していくのがすごく楽しみで、青春の世界が繰り広げられていくのだろうと思っていたのです。

主人公とヒロインの風夏を中心にバンドを組みこれから頑張っていこうというところで衝撃の展開を迎え私は驚きを隠せなくなったのです。

というのもヒロインである風夏が交通事故によって亡くなってしまうのです。

当時ネットなのでも話題になっていたのも覚えていますし、私自身も友人とその展開について何度も話したことを覚えています。

風夏がいなくなってしまったことをきっかけにバンドは解散状態になってしまい主人公も性格が変わってしまわざるを得ないほど暗いことが多くなってしまうのです。

しかし、主人公は風夏の意思を忘れずそして捨てないためにももう一度立ち上がっていくことになるのですが、正直に言ってかなり動揺を隠せませんでした。

この漫画は戦闘漫画や超能力の漫画ではありませんので、復活するなんてことはありえませんし、この先どういう風に描いていくのだろうとその頃は感じていましたね。

それでも、主人公達がそこで終わるのではなくもう一度立ち上がるという展開に動揺の中で期待と希望を持ちました。

確かにそこに風夏というヒロインはいなくなってしまいましたが、その心を絶対に忘れずに一緒に上がっていくんだという意志や描写があるからこそこれからも読んでいきたいと思わせてくれる漫画です。

打姫オバカミーコ

スーパーヅガン」や「ノーマーク爆牌党」など、シリアスからコメディまであらゆる作風の麻雀漫画を発表し続けている片山 まさゆき氏による一作です。麻雀というゲームは将棋や囲碁に比べて格段に取っつきやすいのですが、初心者でも運があればプロに勝てうるゲームの性質もあってか、ある程度のルールや打ち方を理解した中級者を対象にした解説本がなかなかなかったりしました。

 

そのため上手になるには結構な苦労が必要だったのですが、本作はプロとしては底辺クラスであるミーコに波溜が指導を加えていくといった形で進んでいくので、基本的ですぐに使える戦略から、かなり高度な駆け引きやシステムまで、「できる」人たちの間で本当に必要な技術の数々を無理せず覚えていくことができます。

 

本書で解説されている技の数々は非常に論理的に筋が通ったもので、覚えれば覚えるほどいい感じに牌を動かせるようになっていきます。少なくとも牌を切った後で、あれ、自分は一体何をしているんだと困惑するような事態は格段に減るでしょう。そして、培った知識を実戦で試すにも今はインターネットやゲームセンターで手軽に誰とも打つことができるわけで、ますます上達がはっきり見えてくるわけです。

 

物語としても、底辺まで落ちるハメになった波溜と最初からプロのビリだったミーコの這い上がりを中心に、対局する他のプロたちの戦う動機や負けられない理由、強さの秘訣などが語られる形になっており、とても良い意味での熱さがあります。また、オカルト的な絶対感のある強さがあるキャラクターが登場していないのも、本作の世界観にはうまくマッチしているようにも思えます。

 

指南本としてはかなり量が多いですが、腰を落ち着けて読み進めることで、非常に雀力アップが期待できる名作です。

隻眼の竜

三国志」や「水滸伝」など数々の歴史漫画で有名な横山 光輝氏による、武田家の重臣で隻眼の軍師として知られた山本 勘助を主人公にしたシリーズです。

読む大河ドラマと言ってもいい三国志などの大長編と比べるとややスケールが小さい感じがありますが、その代わりに「飛び加藤」をはじめとする様々な忍者が登場し、怪しげな術や薬で人を惑わすという、より娯楽色の強いアクション作品といった感じで素直に楽しむことができます。

 

もっとも、作品は勘助が武田氏に仕官するまでのところで終わっていますので、武田対上杉の軍略合戦等々ではなく、仕官を求める浪人衆の奮戦記といった趣きが強いですね。

 

本作における魅力は何といっても強力無比な源蔵と飛び加藤という二人の忍者の立ち回りです。多数の野武士に囲まれても一切臆することなく、遠くから手裏剣で打ち倒し、あるいは飛び回りながら切り倒したかと思うと、瞬間的な集団催眠をかけて一網打尽にするなど、その戦力はもはや常人の域をはるかに超えている感じです。

しかも彼らは武骨ではなく、ちょっとでも不利になったと考えるとためらわず逃げることができ、特に源蔵は強烈な女好きでもあるなど人間臭さが魅力です。

 

また、「三国志」などでは見られなかったエロティックなシーンが多分に含まれているのも魅力です。シンプルな横山先生の絵柄なのですが、だからこそかえって脱いだときのエロさが鮮烈で、そのシーンは後々まで記憶に残ってくるほどです。勘助側についた源蔵がいい感じに女好きなので、そうしたシーンがいくつも盛り込まれているのが全体の面白さにもつながっています。

 

戦乱をテーマにしてもいるので結構重い話も含まれていますが、歴史好きならオススメできるシリーズです。

中央アジアのお嫁さん物語「乙嫁語り」

乙嫁語り」は、森薫さんが描く、19世紀末の中央アジアが舞台の漫画です。ロシアの侵攻、土地を巡る部族間の対立など、きな臭い部分もありつつ、当時の人達の日常を生き生きと描いています。

物語の中心になるのは、アミル・カルルクの年の差夫婦。二十歳の姉さん女房アミルは、明るく天真爛漫な女性。弓の名人で、大きな獲物を仕留めるのはお手のもの。彼女を娶ったカルルクはまだ十二歳ですが、賢く思慮深く、思いやりのある少年です。結婚式の日に初めて顔を合わせた二人は、少しずつ互いを知り、想いを深めていきます。夫の服に魔除けの刺繍をしたり、二人で歌って踊ったり。当時の生活は興味深く、美味しそうな料理や緻密な刺繍を含め、つい熱心に読み込んでしまいます。魅力の一つは、森先生の美麗で緻密な絵。装飾品や絨毯の模様まで、細部まで書き込んだ絵は美しく、眺めていて飽きません。羊や馬など、動物達も生き生きと描かれています。

「家長の命令は絶命」「結婚相手は親が決める」など、現代人には違和感のある部分もありますが、ナビゲーター役のイギリス人研究者・スミスさん(現代人寄りの感覚)の目を通して描かれることで、上手く読めるようになっています。

アミル・カルルクのエイホン家を中心に、スミスさんが訪れる地域のお嫁さんの物語も、平行して描かれます。カザフスタンアラル海アンカラなど。

薄幸の未亡人タラスさん、お転婆な双子ライラとレイリ、富豪の妻アニスなど。

土地が変われば文化や習慣も違い、それぞれの女性の人生も異なります。スミスさんが恋をしたり、また現在は廃れた、女性同士の結婚「姉妹妻」の描写があったり。個人的に、女性同士で夫婦の契りを結ぶ姉妹妻の風習は驚きでした。まだ連載途中のこの作品、続きを楽しみに待っています。

王子様と灰色の日々を読みました

屋敷からいなくなった女装趣味の至のために同じ顔の主人公の敦子が入れ替わりをするお話です。

この作家さんは元はBL作品を出しているのでどんな話になるんだろうと思って読み始めました。

初めはちょっとは感動できても、ものすごくは感動できないと思っていました。

でも、異母兄の遼が敦子にダンスを教えている所がいいなと思いました。

時々ミニ敦子と遼になるんですが、じゃれている所がむちゃくちゃ可愛いので、もっと読みたくなりました。

きっと表向きは敦子が至の代わりをして裏で遼と両想いになるとかそういう感じで終わらせてくるんだろうなと思っていました。

ですが、全く違った風に終わりを迎えました。

ハッピーエンドなのですけどもかなり切ない過程のある4巻の所が大好きです。

元服式に至が出てきたんですけど、乃木家の家族が一つになるために敦子は自分を犠牲にして自分こそが至だと言った所が感動しました。

結果的にはバレて連れ出されてしまうのですが、乃木家はやっと一つになれた感じでした。

式の後部屋で待たせてあるはずの敦子の姿を探すのですが姿はなく、敦子は置手紙をして屋敷から出て行きます。

その時に、手紙を書くときの回想のコマがあるんですけど、そこで遼に好きだと書く時に何回かためらう敦子が凄くいじらしくて、可愛かったです。

遼も絶対に敦子の事が好きだろうなと思っていたので最後にハッピーエンドになって良かったです。

もっと二人のイチャイチャが見たかったですがそこは想像して下さいという事でちょっと不完全燃焼系ですが、最初の頃、敦子がずっと思い続けていた『人を愛するという事は不幸』という事が遼にあってそうじゃなくなったのが良かったと思います。

ひぐらしのなく頃にシリーズ

この作品は、ミステリー、ホラー、を中心に描かれていますので、ホラーやミステリーが好きな方には是非ともオススメしたい作品です。

絵の好みが賛否両論あると思いますが、元はゲームからの作品ですので、いわゆる同人作品の萌えキャラのキャラクターが多いです。最初は、絵だけで毛嫌いし見ようとは思いませんでしたが、一度作品に触れると、どんどんはまってしまい、毛嫌いしていたキャラクターさえも、可愛く見えてきました。

内容も、メインキャラクター達それぞれに過去のトラウマや葛藤がある中で、色んな事件が起こりながらも、最終的にはメインキャラクター達全員の絆で犯人を見つけ出し戦います。

少しネタバレになりますがこの作品は、犯人を見つけるために人生をやり直す事ができます。

漫画だと人生をやり直す事ができますが、現実には出来ない事なので、この作品を見て、生きてく上で間違えた選択をしても、真摯に相手と向き合うと、良い方向に向く可能性もあるんだと思いました。

この作品のキーワードには、愛情、友情、信頼がでできます。

現実生活でもしかり、家族に対する愛情、友人に対する愛情、その他の愛情、そしてその方達を信頼して大切にしていく事が学べる作品となっています。

ただ、怖い、謎解きだけの作品ではありません。

隠された真実、そして犯人の心情、全作品を読んで、ミステリー、ホラーの作品の中でこんなに面白く、見終わった後も考えさせられる作品に今まで出会った事がありません。

少し古い作品ですが、まだ見たことがない方にも本当に見てもらいたい作品です。

一度見終わっても、もう一度最初から読むと、新たな発見もできますし、わからないポイントの謎も理解できますので、この作品は2週する事をオススメいたします。